シラザン50 レビュー コスパ最強 デメリットはないが注意点あり EXキーパーを凌ぐ撥水力で高評価

近年車を購入することになると
必ず目にするのがカーコーティングかと思います。

しかし、ディーラーなどの販売店で行うコーティングは
10万円以上になることも多く
コーティングに二の足を踏む方もいらっしゃるかと思います。

もし、10万円クラスのコーティング性能が
10分の1の価格でDIYでできるなら・・・

試したくなりませんか？

そんな夢のような商品がありました！

なお、当ブログの管理者いっと所有の
通勤用車プリウスへシラザン50を施工していきます。

車両については中古になるので
新車と若干条件が変わってくるかと思います。

車の詳細については、
下記記事を参照いただければと思います。

30プリウス納車！ 86の鉄ちん（スチール）ホイール装着 なんちゃってBBS化

2023年12月7日 30プリウス納車！ 86の鉄ちん（スチール）ホイール装着 なんちゃってBBS化

ゼウスクリア シラザン50とは

いっと

シラザン50ってどこの商品？

シラザン50とは日本ライティング株式会社より
発売されている自動車用ボディコーティング剤です。

こちらの会社の主な製品は
ランプのようでランプの電球表面への
コーティング技術を元にカーコーティングの世界へも
チャレンジしているとのことでした。

工場も日本国内にあり
日本製で商品の品質は高いと言えるでしょう。

シラザン50の特徴

本来ガラスコーティングは
手軽で簡単に施工できる代物ではなく
非常に扱いが難しいものだったようです。

しかし、使い勝手の悪さを克服し
誰でも簡単にガラスコーティングができるような
コーティング剤を開発。

施工から硬化までの必要な時間も
2時間程度で済み、冬場でも施工が可能というのは
驚きが隠せません。

この技術は現在特許出願中とのことです。

デメリットはないが注意点は・・・

正直この商品を使用する際の
デメリットは特にないかと思われます。

後程説明はしますが
塗布の際はマスクの着用が必要なので
強いていうなら正しく使用しなかったために
なにかしらの健康被害がデメリットとして
挙げられると思いましたが
正しく使用すれば安全です。

さて、使用上で注意する必要があることが2つ。

一つ目は

施工後2時間は水濡れ厳禁。

といったところでしょうか。

シラザン50は空気中の水分子と反応をして
硬化するタイプです。

大量の水があることでうまく反応できず
硬化できないことや
水によってコーティング剤が流されてしまいます。

取扱説明書にも記載がありますが
特に下記部位は、水が残りやすく
後から後から水滴が出てくるので
念入りに拭きあげましょう。

• サイドミラー
• ドアノブ
• モールの隙間
• ワイパー
• 給油口
• リアハッチの隙間

普段から洗車している自分の車であれば
多少のクセのようなものがわかっているかと思います。

新車の場合洗車するとどこからよく
水が垂れてくるかわからないので
少し面倒ですが
時間をかけて細部まで水滴を拭きあげましょう。

ブロアがあれば、比較的楽に
水気を飛ばせるので
洗車後の便利アイテムになるので
ブロアを購入することもおすすめです。

二つ目は

炎天下での作業をしない。

コーティング剤を塗布して
あまりにも早く乾いてしまうのも
よくありません。

拭き切る前に余剰成分が一緒に
乾燥してしまうと
シミになってしまうなどのリスクもあるので
暑い時期は炎天下を避けて
ボディ面の温度に注意して作業しましょう。

シラザン50開封

今回施工する車両は
30系プリウスになります。

シラザン50の溶剤が入っているサイズが
M〜LLサイズまで展開があります。

サイズが大きくなればなるほど
価格は高くなりますので
ご自身の車両の大きさに合わせて
お買い求めください。

しっかりとした箱に
商品が梱包されていました。

箱の重厚感って
商品の高級感を演出すると思っているので
この箱の感じは個人的に好きですね。

セット内容

コーティング剤A,Bはサイズに応じて
5mlずつ増量されます。

Mサイズ：[25ml]
Lサイズ：[30ml]
LLサイズ：[35ml]

硬化促進剤はもともと冬場限定でついていたようですが
最近は時期によらず全セットに
付けてくれているようです。

洗車（下地処理）

コーティングの成果を決めるのは
下地処理といっても過言ではないです。

コーティングは最後の最後
表面を整えて保護してくれる層です。

つまり、元が汚ければ
汚いままコーティングしてしまうことになるので
しっかりと下地処理はできるだけした方が賢明です。

研磨

車両の状態に応じてですが
研磨をしてあげると
より綺麗になります。

今回私の車両は
シルバーということもあり
小傷はあまり目立たなかったため
気になるところのみ
簡単に磨きを入れました。

鉄粉除去

鉄粉落としもしておきました。

今回使用してみたのは
キーパーより発売されている
「コーティング専門店の鉄粉クリーナー」
という名の商品。

乾いたボディに使用していきます。

事前に一度洗車をして
汚れや埃がない状態にしましょう。

全体に満遍なく
スプレーしていきます。

その際液体は結構刺激臭を伴うので
近所迷惑にならないように気をつけましょう。

自分で吸っても良い匂いではないので
気をつけてスプレーしていきましょう。

フェンダーや、ホイールにももれなく
かけていく。

ルーフも忘れずに！

キーパーの鉄粉除去剤の容量は
結構少なくて
車一台にスプレーし切ると
少し足らないくらいのイメージでした。

しばらくすると
鉄粉と液剤が反応して
紫色の汁がでてきます。

スポンジがあれば
スポンジで軽く塗り伸ばすような感覚で
鉄粉除去剤を
塗り広げるとより効果的なんだとか。

やはり群を抜いて変色したのが
ホイールでした。

鉄粉の発生している部位なので
当然ですが。笑

その次にフード・ルーフといった感じで
鉄粉が付いている感じでした。

乾く前に水で流して
綺麗にしましょう。

脱脂シャンプー

コーティング作業の1番目の作業

シャンプー洗車！

付属のシャンプーがあるので
バケツに入れて
20倍に希釈して使用します。

強力に油分を除去してくれるシャンプーなので
これによりコーティング剤の定着が
よくなります。

しっかりと隙間や細かいところまで
このシャンプーで洗車しましょう。

洗い流すと
撥水という感じはなく
水垢や余計な油分が載っていない状態といった
水の弾き方です。

水の大きさが不均一で
べたっとしすぎずころっとしすぎずなのが
脱脂されたボディ表面ですかね？

いや、もうちょっと水が
ベターっとなっても良いような・・

天井はこんな感じです。

まぁ
撥水しているわけでもないので

これで良いってことで
次の作業へいきます。

できれば一度全部
コンパウンドで磨くのが
良いのでしょうけれど
そこまでのパワーはありませんでした・・

拭き上げ

綺麗に拭きあげましょう！

水滴が残っていたら
コーティングの出来栄えに影響が出てしまいます！

徹底的に水気を拭いて
あとで垂れてこないように。

シラザン50施工

車が綺麗になったので
コーティング剤を作っていきます。

コーティング剤は
順を追ってボトルへ入れていくだけで
完成します。

一度混ぜると
6時間以内に使い切る必要があります。

液剤準備

まずはA液。

無色透明でした。

次にB液を追加。

すこーしもやっとしたものが
見えるような見えないような？

A液、B液を入れたら最後に
効果促進剤を入れていきます。

すると明らかに
液剤に変化を感じました。

うまく説明できませんが
中で反応しているかのようにも見えました。

液剤をよく振ると
すこし泡立ちましたが
すぐに泡は引いていきます。

コーティング施工

ようやくここまできました〜笑

コーティング作業自体は
結構簡単です。

行って仕舞えば、作った液剤を
ボディへ均一に伸ばしていく。

ただそれだけなのです。

施工時はできるだけ
風がない日が推奨ですが
風がある場合は
ボディに直接吹き付けず
クロスに吹き付けて作業することで
飛散せずしっかりと施工できるようです。

しっかりと
付属の手袋とマスクを着用して
作業しましょうね！

念の為施工可能な場所について
おさらいしておきますが
上図の通り、ほとんどのパーツに
施工することが可能です！

唯一できないパーツは
ゴム系のパーツ

タイヤや、ワイパーゴムなどといった
ゴム製品に対してはコーティング定着しません。

ゴム以外であればコーティングができる！

そう思うと逆にこれまたすごい商品ですよね。

私はホイール以外のパーツは
全てコーティングすることにしました。

直接ライトに吹き付けてみましたが
こんな風に垂れた感じになりますが
拭き取れば綺麗さっぱり
コーティンぐされたかどうかすら
わからないくらい
表面になにかが残る感じはないです。

ボディ全体と
ドアを開けた裏側なども施工して
液剤が少々残りました。

2週目に使用してもいいですし
他のものに施工するのも良し！

ボディへ2回施工すると
より強固な膜が形成されるとのことだったので
残った分はボディへ。

施工完了後の2時間以上は水に濡らさないように

何度もくどいようですが
ここが肝心なので
何度も書きます。

とにかく施工後は濡れないように
注意しましょう。

屋根があると良いですが
なければ、近くのショッピングセンターなどの
屋根のあるところに停めて
ショッピングに行くのも良いかと思います。

施工後の感想ですが
気持ち艶が増したかのような
そんな見た目の変化です。
（プラシーボか？）

車の色が白やシルバーですと
正直あまり変化はわからないかと思いました。

施工シール貼り付け

シラザン50の施工証明シール。

なんとなくこの場所に貼り付けてみました。

装備することで艶が5%アップする（しない）

撥水性能

施工後しばらくした後
雨が降りました。

ご覧のように
コロコロの水弾き！

思ってた通りの撥水性を示しており
雨に濡れるのが気持ちがええんじゃ

ウィンドにも施工しましたが
こちらもしっかりと撥水しています。

シラザン50 VS EXキーパー

さて私のもう一台の愛車
ランドクルーザー300へは
EXキーパーを施工しております。

こちら10万円以上の高級コーティング。

こちらと比べて
撥水の感じや艶について
主観でありますが比較したいと思います。

EXキーパー施工の詳細については
下記記事を参照ください。

ランドクルーザー300 EXキーパーを施工してきた！　価格は？

2023年9月17日 ランドクルーザー300 EXキーパーを施工してきた！　価格は？

撥水

まずこちらが、シラザン50を施工後
水をかけてみたものになります。

結構しっかりと撥水している印象です。

シラザン50の水玉の
接触角と滑落角は以下の通り。

そしてこちらが
EXキーパーの撥水状況。

こっちも当然ながら
しっかりと撥水しています。

水がかかった状態での
撥水の仕方は目視でぱっと見違いは
わからないレベルでした。

接触角はクリスタルキーパーで
103.7度という結果だそうです。

EXキーパーも近しい値と考えられるので
数値から見ても
シラザン50がキーパーより劣っていることは
なさそうです。

艶

艶については
EXキーパーに軍配があがると思います。

当然車両の色の違いもありますが
EXキーパーのコーティングの厚みは
2ミクロン以上あります。

一方で、シラザン50のコーティングの被膜厚は
1ミクロン以下。

ボディが熱によって
伸び縮みした際に追従するように
被膜厚を薄くしてあるようです。

被膜の厚みが艶に直結するわけではないですが
EXキーパーのレジンの厚みの
艶感はやはり違ったものを感じます。

EXキーパーと比較してしまうと
劣るようには感じますが
シラザン50を施工後艶感は
あがったように思えるので
全く艶を感じないわけでないことは
記しておきます。

個人的には
黒や濃色系はEXキーパー
白・シルバー系はシラザン50
といった使い分けでも良いかもしれないです。

防汚性

雨の日に走行すれば
汚れはします。

写真はわかりにくいですが
雨が降った後車が乾いている状態の
写真です。

これは、シラザン50もEXキーパーも
同じ印象です。

こちらは、EXキーパーで
雨が降ったのちに洗車している途中の写真です。

右側のパネルはスポンジで洗車した状態
左側のパネルは未着手。

ご覧の通り、雨の中走行すると
汚れは付着していますが、
簡単に洗車で綺麗になります。

当然コーティング施工前と比べると
汚れのつき具合は軽減していることが
みて取れました。

コーティング自体の目的は
洗車を楽にすることが目的なので
汚れが付いていても
水でさっと流すと
大方の汚れは流れていくので
防汚性については
引き分けですかね〜

水垢のつきにくさ

シラザン50にせよ
EXキーパーにせよ
水垢の付着は避けられません。

EXキーパーの表面へ
水垢がついてしまっても
大抵は濡れ拭きすると
綺麗に取れます。

ただし表面のコーティングの
性質が違うことにより
水垢がつきやすいのは
EXキーパーになるかと思います。

EXキーパーの表層は
レジン被膜ですが
無機層になっていて、
水垢、イオンデポジットの原因の
ミネラルも無機なので結合しやすいです。

一方で鳥フンなどに対する防汚性は高く
水洗いで簡単に流れ落ちていきます。

シラザン50の表層は
有機質になっていることで
水垢などはつきにくいですが
鳥フン被害に遭った際は
できるだけ早く汚れを落としてあげることを
おすすめします。

とはいえ、正直目に見えてわかるほどの差は感じません。

私がこまめに洗車するタイプ
というのもあるかと思いますが
どちらも簡単に水垢は取れてくれるように思います。

価格

圧倒的にシラザン50が圧勝です。

シラザン50の最高級品を買っても
お釣りが返ってくるくらい
EXキーパーは高価ですね。

シラザン50のダイヤモンドプラス
という最高級品のコーティング剤でも
通常価格5万5千円です。

自分で施工する必要はありますが
自分でやるからこそ
どこまでもこだわってできるのも
良い点かもしれませんね。

総評

	シラザン50	EXキーパー
撥水	強撥水	強撥水
艶	普通	深い艶
防汚性	つきにくい	つきにくい
水垢	落ちやすい	落ちやすい
価格	安価	高価
方法	DIY	店頭作業
時間	施工時間1時間程度	1日預ける
耐久	3年耐久	6年耐久
商品 ページ	シラザン50	EXキーパー

個人的主観による評価なので
あくまで参考程度にしていただきたいですが
コーティングの目的によって
評価は変わってくるかと思います。

洗車を楽にしたい目的であれば
シラザン50で十分叶えられます。

せっかくコーティングするのだから
見た目の艶を追い求めたいといことであれば
EXキーパーになるかと思います。

このページに辿り着いている方なので
居ないかと思いますが
コーティングを自分でやるのが面倒だ
という方はシラザン50は向いてないと思います。

そもそも洗車をしたくない目的で
コーティングをするという考えで
施工しようとしているのなら
一度考え方を改めた方がいいかもしれません。

洗車せずにいつまでも綺麗に保つのは無理です。

いろんな考え方があるかとは思うので
それぞれの目的に合わせて
コーティングも選択されることをおすすめします。

シラザン50の評判と口コミ

コーティング剤の数ある中の一つですが
かなりの高評価を獲得しています。

ここでは楽天での口コミを紹介してきます。

良い評価・口コミ

2024年1月現在で
1870件のレビューが投稿されています。

そのうちの約7割以上に当たる
1364件が5つ星と評価しています。

ここまで高評価であると
商品の品質も折り紙付きといったところでしょうか。

施工性がかなり良く、ボディ(非プラスチック部)の艶感、撥水性に満足している。

楽天レビュー

納車時にディーラーでのコーティングを施工してもらったのですが、3年も持たずにダメ。
10万円もしたのに。
そんな時にシラザン50に出会いました

ーー中略ーー

シラザン50の施工は、たった1時間。
そして何より簡単な、施工後2時間後から降雨があっても大丈夫との事。
青空駐車の方にはとても助かる時間です。
いろいろなコーティング剤を確認しても、施工後24時間は水分厳禁との事。
朝方には夜露が発生するので、カーポートもない青空駐車には絶対に無理な案件です。
まだコーティングを施工して1か月程度ですがバチバチの撥水です。

楽天レビュー

簡単に施工できて、短時間で乾燥が完了するというのが
この商品の大きな特徴の1つですね。

まだまだ、良いレビューは
たくさんありましたので
ぜひ気になる方はチェックしてみてください。

悪い評価・口コミ

星2以下の評価を下しているのは
全体の評価に対して21件となっています。

新車に施工してみたが 撥水が良くなかった
もっと弾くと思っていたので

楽天レビュー

施行翌日に小雨降って雨水弾かないイオンデポジット着きまくり、
艶はボディと樹脂部にかなり出たが
水弾かない時点でボツ。

楽天レビュー

3日位で撥水効果がなくなりました。
施工のし方悪かったのでしょうか？高い買い物だったので残念です。

楽天レビュー

いくつかレビューを確認してみましたが
正しく施工されていないが為の
結果のように感じました。

正しく施工していれば
水弾きは間違いなく得られるので
商品を検討されている方は
正しい施工法に則って作業するように
注意してくださいね。

まとめ

DIYで施工するコーティングの中では
高価な部類に入りますが
値段以上の性能があるように感じました。

今後使用していく中で
耐久性やメンテナンス性が
いかがなものかは要チェックが必要ですが
施工性は大変よく
誰でも簡単に本格的なコーティングができる商品は
シラザン50以外にはないのではないでしょうか。

とにかく安く、でもちゃんとしたコーティングを
求めている方にはベストバイかと思います。

ぜひ購入してご自身のお車にも施工してみてください！